Path of My Life

今自分が歩んでいる道を振り返るためのブログ。

文化人類学者でもわからない?

私は、本をちょいちょい読みます。

 

と言っても、小学生の低学年は犬に関する本、青い鳥文庫シリーズ、こまったさん?わかったさんとかマジックツリーハウスシリーズ等々(よく思い出せたな自分)物語系が多かったです。

小学校高学年になると東野圭吾シリーズにどハマりしました。実家に帰ると机の下の本棚にたくさん東野圭吾の文庫本が並んでいます。一番好きなのは、多分(?)『手紙』っていう小説です。容疑者Xの献身から始まった湯川学シリーズは小学生の私には文字を追うのに精一杯だったから、今読み返すと新しいかもしれません。

 

中学生になると、周りと私は違うと思い始め(中二病じゃなく、きっと人に無関心なのはこのときから始まっていたのかも)、朝読書の時間にはマイケル・サンデルさんの『これからの「正義」の話をしよう』という哲学の本を読んでいました。

でも、本当に分からなかったので、ページが進まず断念。今は一人暮らしの家に持ってきているので抵抗はあるのですが、読んでみようかな。

 

高校生が一番本を読まなくなったかもしれません。記憶にございません状態です。

 

大学生になると、新書を読むことが多くなりました。読む内容はもっぱら卒論研究に関する本になるのですが、それでも新書は新たな視点と知識を与えてくれます。

私の人生のこだわりは、どんなに貧乏でも本を読むことは惜しまない、です。金欠になっても本を買いたい。図書館の本も借りるけど、読後の読んだ証を返却しなきゃいけないのが惜しくてやっぱり本屋さんで本を買ってしまいます。机に本が並んでいる光景も好きです。積んでいる本もありますが、それさえもアートに見えて、本は片付けません。(部屋は全体的に汚くはありません笑)

 

最近、新書で上田紀行さんが書かれた『愛する意味』という本を読んでいました。

この方は文化人類学者で、有名なのが『生きる意味』という本だそうです。大学入試かなんかでよく取り上げられていたそうなので、もしかしたら触れたことのある本かもしれません。

https://www.amazon.co.jp/愛する意味-光文社新書-上田-紀行-ebook/dp/B07TC8KNCL

 

正直な感想を言いますと、途中でこの人はエッセイを書いているのだな、と思いました。自分の実体験を多く述べていたので、この本を書くくらいだから自己愛にも満ちている方なのだなと感じました。別にそれが悪いとは言いません。でも私にとっては帯を見ただけでよかったかもと思いもしました。けれどももう一度読む価値はあると思いました。もう少しうまい感想を言えたら良いのですが、つまりは愛されたいなら愛しなさいということを念押ししているような印象を受けました。現代社会では通貨のような目に見える物と物を交換し合う関係が成り立っているため、それを愛に置き換えても何かを与え、受け取るという関係が当たり前だと思う人が多い、と彼は述べています。そうかもしれませんね。

あと、私が考えていたことを段階を設けて愛について書いていたので納得する部分もありました。

ただ、この人のすごいなと思うところは、愛という永遠に問いのないものに対して書こうとする試みたことです。文化人類学者の方ですし、私みたいな読者が感嘆するのもおこがましいのですが、文化人類学の分野って難しいなぁとぼんやりですけど思いました。

 

私のゼミの教授も文化人類学を専門にしている方ですが、

分からないときは読む読む読む!

うまく書けないときは書く書く書く!

とりあえず何か行動に起こすんだ〜!っていう先生です。

 

私も知的好奇心を忘れず、子どものような無垢な姿勢で読んだり書いたりしたいと思います☺️

 

 

最後まで読んで下さりありがとうございました。